午前は障害福祉サービスの指定基準に関する研修、午後は虐待防止研修をおこないました。
障害福祉サービスの指定基準に関する研修では、人員配置基準、設備基準、運営基準の概要について説明があった後、運営基準の要点と記録等の残し方について説明がありました。
複雑な部分もあり、一度の研修で理解を深めることは難しい内容ではありましたが、役職や業務内容等に関係なく、全ての職員が自分たちの仕事の仕組みを理解し基準を守って運営していくことに意識を向ける良い機会となりました。
虐待防止研修では、強度行動障害との関連にも触れながら講義がすすめられました。
問題行動への対応方法(参考)について話がありました。対応方法には様々なものがありますが、どんな方法で対応するとしてもまずはその利用者がどんな人であるかを知り、根拠のある支援に置き換えることが必要であると学びました。行動制限や身体拘束による悪循環についてもあらためて考えるきっかけとなりました。
問題行動そのものだけに注目せず、行動障害は周囲を「困らせる」行動ではなく、本人が「困っている」ことのサインであるということを忘れず支援をしていくことの大切さを感じました。
虐待防止研修は毎年実施していますが、日頃の支援を振り返りながら定期的に繰り返し受講することによって虐待防止の意識を持ち続けていきたいと考えています。